オフセット印刷

 加陽印刷は、1964年(昭和39年)東京オリンピック開催の年に創立した老舗です。創立当初はパッケージを主体としたオフセット印刷業をスタートしました。それから約半世紀、所謂、厚物(厚い紙)と呼ばれるパッケージ印刷から、薄物であるカタログ・ポスターやラベル・POPの小物まで幅広く手がけてまいりました。今日では、印刷と言えばオフセット印刷と言うほど印刷方式の主流であり、カラー印刷の多くが本方式を採用し、近年のデジタル化に伴い飛躍的に発展してきました。当社におきましても、90年代初頭のデジタル化の波、すぐ後のインターネットの出現という大きな時代変革が求められました。 超薄紙を高速で印刷
超薄紙を高速で印刷

 加陽印刷は、それらの変化の中にあった90年代中頃より、データベースを活用したカタログ等の印刷物の自動化、即ち自動組版印刷をいち早く提唱してまいりました。デザインデータや組版データから単純に印刷・加工をするのでなく、商品カタログ・マニュアル・取扱説明書・時刻表などをデータベース化し自動組版印刷を行うことを今も実践しております。印刷物制作の自動化の詳細はWebシステム構築事業の項において、さまざまな構築事例を掲載しておりますのでご参照ください。

 XML自動組版の例

  1.  多項目・多ページにわたる商品情報を持つ総合カタログをXMLデータベース化する事で、メーカーの各部署・各担当者と外 部制作会社の共同作業(原稿入稿、編集、校正など)および、あらゆる情報の交換がすべてWeb上で行えます。
     XMLエディタを使い、各自の権限範囲内の項目を各自がタイムリーに更新できますので、校正や訂正費用、制作日数、編集工 程が短縮されコストの削減につながります。
    また、「Web版総合カタログ」のHTML変換が自動化され、ホームページの充実と顧客サービスにつながります。
  2. 商品カタログ
  3. 有名オートバイパーツメーカー   「オートバイパーツ総合カタログ」
     このユーザ様は、毎年カタログの制作に多大な労力とコストを費やしてきました。今回「Web版総合カタログ」の制作にともない、XMLデータベースをご採用いただきました。
    それにより新商品はWebでそのつど公開し、1年間蓄積されたXMLデータから一挙に自動組版した「印刷版総合カタログ」を、時間をかけずに制作することが出来ました。

 また、加陽印刷では、パッケージ(箱の制作)分野をより発展させるべく、2006年にUVオフセット印刷機を導入しました。少量の印刷に、最高の品質に、お客様の様々なニーズにお応えしてまいります。


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デジタルプリンティング

 加陽印刷では、変革するお客様のニーズに対応すべく、オンデマンド印刷のご注文を承ります。近年では、印刷物を大量に生産する時代から、必要な時に必要な部数だけ印刷するデジタルプリンティング(オンデマンド印刷)のニーズが高まってきました。現在、機械メーカ各社が競って開発しているのがデジタル印刷機です。昔から少ロット対応の印刷は費用が高くつくということで敬遠されてきましたが、デジタルと言え簡単に低価格になることはありません。デジタルプリンティングは、情報データのデータベース化とWeb受発注システムを活用して初めて価値が生まれてきます。

 多品種小ロットの名刺、店頭POP・ラベル、多目的カタログなどの用途がございましたら、お問合せください。また、IllustratorやQuarkXpress,InDesignなどのDTP(組版用データ)からの印刷はもちろん、Office系データやPDFからも印刷できますので、ご相談ください。

Blog出版システムの例

  1.  Blogの投稿記事や画像をそのまま本にするだけでなく、記事内容を再編集したり、表紙・目次・奥付を指定できたりする本格 的なBlog出版システムを開発したい。全国規模で人気のポータルサイト運営責任者より、そのような依頼を受けて開発しま した。(開発期間1年を経て、2005年より現在まで運用中)
  2. Blog出版システム
  3. BlogをWebでらくらく編集した「Blog出版システム」
    1.本にしたい過去のBlog投稿記事や画像を選択
    2.文章や画像の変更をテンプレートで簡単に再編集、更に縦書き・横書き・段組・サイズを指定
    3.XML形式で記述されるBlogテキストは、XSL-FOによりレイアウト組版を出力
    4.本の仕上がりイメージをFlashプレビューで確認
    5.手直し後の校了原稿は、XSL-FOにより自動的に印刷用PDFを出力
    6.小ロット印刷ならば、デジタルプリンティングで出来上がり