• 旅行会社や全国HOTELチェーンのパンフレットは、WEB案内との整合性が求められます。ここでは、旅行会社のワンソース・マルチアウト展開事例をご紹介します。

特長

1. 一定のカテゴリー検索（海外・国内、国・地域、季節・期間、予算・ホテル、オプションなど）をすることで、様々な種類の旅行案内パンフレットが出来上がります。それは、情報をツリー構造で管理する構造化文書になっています。
2. 表紙などのデザインページを除いた、旅行メニューの構造化文書設計(DTD、XMLスキーマ）を行います。
3. テキストデータはXMLに、写真・図面は印刷用とWEB用の設計に基づいたファイルNo.で管理し、画像ファイルを作成します。この画像ファイルは、専用データベースを構築しなくても、構造化文書設計に基づいたデータベースになります。
4. WEB案内サイトは、XMLデータに設計したXSLT（見栄えのスタイルシート）を与え、大量のコンテンツを一挙にXML/HTML自動変換します。HTMLファイルでサイト公開する場合と、WEBサーバとデータベースが動的にHTMLを生成して公開する場合があります。
5. WEB用HTMLを作成する元になるXMLデータは、同時に印刷パンフレットを作成する元データにもなります。印刷用DTPデータからWEB制作をするのではありません。オペレータが、 QuarkXP、 Illustratorなどの印刷用組版ソフトでパンフレットをページ単位で制作するのでなく、プログラミングにより全ページを一気に自動組版します。このことにより、WEBとカタログの情報不一致という致命的なミスが防止されます。
6. 高度な組版技術を要する印刷物の自動組版は、DTP （QuarkXP、 Illustrator、InDesign、EDIAN、SUPER DIGITORIALなど）に応じた組版用スタイルシートが必要です。弊社では、組版スタイルにより様々なスタイルシートをご用意していますので、ご相談ください。
7. 頻繁に更新が必要な旅行案内は、高い信頼性とタイムリーな情報公開が要求されます。XMLデータと元画像を更新すれば、WEBと印刷物が同時に訂正され、ワンソース・マルチアウトの高い信頼性を実現します。また、見栄えのレイアウト変更は、スタイルシートを書き換えるだけで全てのページレイアウトに応用されます。
8. これらの制作方式は、制作日程・コスト・人員の大幅な削減に繋がります。
9. ファイル単位でデータ交換を行いますので、システム系の開発は必要ありません。当初は小さくスタートすることをお勧めします。また、データベース構築が必要となる大量文書の取り扱い等について、また、入稿データの自動化や共同編集システムの導入等につきましては、随時ご相談ください。

XMLシステム構築事例集をデジタルブックでご覧いただけます。

	・ご説明とご注意： 2002年に設立した「XML-AG（XML-アライアンスグループ）」は、名前を変えて2006年にソフトウェア企画・開発の「ネットフレンド有限責任事業組合（ＬＬＰ）」として再出発しました。株式会社コトブキ企画、株式会社創基、そして弊社が主な設立メンバーです。 ここにご紹介しております「XMLシステム構築事例集」は、2002年当時に所謂データベースパブリッシングや自動組版印刷という言葉が流行りました折に、設立各社が企画・開発したXML案件を一冊の冊子にまとめたものです。 時代的に少し古かったり、大袈裟であったりする箇所はありますが、当時としては画期的であり、今もなお同様の問題を解決する方法に大きく変わりませんので、あえてご紹介するものです。